時代の流れの中のスカイライン

EC007_L
グループAレースの走行距離は300kmまたは500kmで、スプリントレースと耐久レースの両方の性格を合わせ持っており、
かつての日本国内の短距離ツーリングカーレースとは質的に異なっている。
すなわちグループAレース仕様のツーリングカーは、まず絶対的に高い耐久・信頼性を確保することが必要だったのである。
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スカイラインの現実の状況と課題は、こうした敗北の中から学ばれたはずである。
このR31型スカイラインシリーズは、時代の流れに合わせたスカラインシリーズの変遷の果てにたどり着いたひとつの終局であった。
エボリューションモデル、GTSlRの追加、グループAシリーズ参戦なども、かってのスカイラインGTIRのレース活動の再現にはならなかった。
いわゆるスカイライン神話もすでに過去のものとなり、スカイラインの変遷の過程からも明らかなように、時代とともにスカイラインの実像も大きく変質していたのである。
初期の、特別な存在としてあったスカイラインGTは、やがて上級オーナーカー、上級パーソナル・セダンという枠組みに組み込まれていったのである。
この上級パーソナルカーというカテゴリーは消讃社会の只中での豊かな生活のひとつの象徴的な存在であり、
ひとびとが大衆車という枠組みから上級車指向へという上昇気流に巻き込まれるタイミングと一致して、スカイラインはGTという名称を冠してはいたが、
上級パーソナル・セダンへと変貌していったのである。
それに合わせるように、スカイラインのスポーツカー、GTカーとしてのアイデンティティは希薄になっていった。
パーソナル・セダンであろうとすることは、スカイラインとしてのイメージが拡散・希釈されて行くことを意味していたのだ。

  • By Mr WordPress, 2014年8月12日 @ 2:47 AM

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