迷走スカイラインシリーズのコンセプト

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日本の上級パーソナル・セダンの特質として豪華・高級さが求められ、さらにパーソナル・セダンとしての独自のスタイリング・デザイン様式が求められた。
それはセダンというボディ形式を機能的に、つまり合理的な居住性スペースや快適性の本賀的な追求とは異なった、
いわば日本独自のパーソナル・セダン、スペシャルティ・セダンの様式であり特殊性であった。
したがってこのような時代の中では、スカイラインシリーズのコンセプトは、改めて問い直されなければならなかった。
もともとセダンという普遍的な形態からスタートしたスカイラインは、マスセールスという流れの中で矛盾を内包せざるをえなかったのであり、
ある時期には矛盾をつきつめ、コンセプトを鮮明にする必要があったのである。
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もうひとつ重要なことは、かつてスカイラインGT/GTlRのメッセージ性が失われていたことである。
特に53年排気ガス規制という技術的な壁を突破した後、いずれにしてもスカイラインGTとしてのエンジン、シャシー、ボディ構造、スタイリング、
そして運動性能はどうあるべきか、コンセプト・メイキングの過程で研ぎ澄まされた強烈なこだわりやメッセージ性がなければ、スカイラインGTの存在意義は危うくならざるを得なかったのである。
いずれにせよ、スカイラインシリーズは時代の流れの中で大きな転機を迎えざるを得なかったのである。

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